フィロソフィー

philosophy
金沢ADCとは、何のためにあるのだろう?

やっぱり、クリエイティブの価値を上げて、クリエイターの地位を上げるため。それは、世の中をクリエイティブのチカラでよくするため。そのために、日々、クリエイターが己の腕を磨き、切磋琢磨する刺激を与え、競い合う機会をつくる。

しかし、企業や生活者はアートディレクターやグラフィックデザイナーなど、クリエイターと呼ばれる人達が何をする人なのか、やっぱり知らない。どんな価値をもたらすのかも、あんまり知らない。ほとんどの人にとってよくわからないから、社会に認められにくいんじゃないかと思う。だからこそ金沢ADCはクリエイティブ業界を盛りあげ、企業や生活者、ひいては日本中、世界中に、自分たちの存在と価値を正しく知ってもらうために機能する団体になるべきなんじゃないかと思う。「よく分からない」を「よく分かる」に、変えないといけないんじゃないかと思う。

地位の向上というとボンヤリしているが、具体的に言うなら、版下・データ制作といったオペレーション作業だけでなく、企画・アートディレクション・デザイン・コピーワークなど、クリエーター本来のしごとである創作の部分に対して適正なフィーを得られる土壌をつくる。つまり、社会や企業に、新しい喜びを知ってもらうこと。クリエイティブという商品の価値を正しく知ってもらい、色んなカタチで必要とされることなんじゃないかと思う。 それは、眠っている潜在的なニーズを掘り起こすことであり、クリエイティブが活躍できるマーケットを拡げること。建て直すこと。または、新たにつくること。

金沢ADCは、社会に認められ企業にすすんで応援してもらえるような、人々の日常の話題にあがるような、そんな集団になっていく必要があると思う。 東京・大阪ではなく「金沢でクリエイターになりたい」という若者が増え、業界が活性化し良いサイクルができる。クリエイターが力を十二分に発揮できる環境をつくることが、社会を良くすることにも繋がっていく。

でも、それは、金沢ADCの活動のみでは成し遂げられないことかもしれない。金沢ADCに集まったクリエイター、一人ひとりが常に「アートディレクターとは?」「クリエイティブとは?」を自分に問い続け、社会に対して自分たちの本当の価値を伝えようとする必要がある。金沢ADCという場を通して得たものを持ち帰り、日々のしごとに生かす義務がある。そのしごとで誰かが幸せになる。本当はそのために金沢ADCが存在するんだと思う。 今までたったひとりで戦ってた人々。ひとりじゃできない事をやろうとするから集まった。

それが金沢ADC。